法改正後の影響は?
クレジットカードに影響する部分の改正点ですが、クレジットカードは前述した「改正割賦販売法」と、もう一つ「改正貸金業法」の二つの法律が対象となります。
改正貸金業法要点・・・(2006年12月20日に公布、2007年12月19日に施行)上限金利の引き下げを行いました。
改正前までが年29.2% 改正後は最大20%まで引き下げられました。
①クレジットカード入会審査、更新の際に、年収(自己申告でよい)に応じた支払限度額(支払可能額)を設定されます。
計算方法は、(「年収」-「生活費」)×大臣の定める係数=支払限度額
②支払限度額は複数のカードを所持している場合は全てのカードの合算となります。
③専業主婦など年収が無い場合は、最高30万円までの限度額設定が可能です。
ただし、世帯主の年齢から考慮され増額出来る場合や逆に分割払いやリボ払いの残債がある場合は30万円以下となる場合もあります。
これまでは、普通に働いてさえいればクレジットカードを持つこと自体は簡単でしたが、 これからは消費者保護の観点から法改正が進められ、カード入会の際の審査や更新手続きが 厳しくなりそうです。
① の支払限度額も、クレジット業者に販売方法と支払可能見込み額の調査義務を課すことになるので、不適正与信防止のためには仕方ないことでしょうか。 年収の多い人は良いですが、低所得者層や主婦はますます厳しくなりそうです。目安は年収500万円の方は100万円程度が限度になるようです。
② は、カード1枚の限度額ではなく、所有する全てのカードの分割やリボルビング払いの限度額の合算となります。 限度額が30万円なのに、既に持っているカード全ての限度額の合計が100万円の場合、更新手続きの際に何枚か解約しないといけなくなります。
こうなると、急な出費や電化製品の買い替えなど高額商品の支払が限度額に左右されるという 事が出てきそうです。また常に限度額を意識しないといけません。非常に窮屈です。
法改正により、悪徳業者やカードローン破産の消費者が減るのは良いことですが、今まで問題なくクレジットカード利用出来ていた方々には上記のような問題点が出てきそうです。
次に改正貸金業法によるクレジットカードへの影響ですが、対象はキャッシングを利用する場合です。
① 年利が29.2%から20%に引き下げられました。
② 借りられるのは、最大年収の3分の1までです。(総量規制)
③ 審査がより厳しくなります。
④ 最初からキャッシング枠を外す会社が増えています。(申込みの際にキャッシングをつけるかどうかが選べます)分割払いやリボ払いの金利を1%~数%上げる企業が増えてきました。
年利の引き下げは嬉しいですが、その他借りられる限度額の引き下げや、入会の際の審査が厳しくなりカードが持ちにくくなることなどクレジットカードを取り巻く環境は一般的な消費者から見た場合良くなったとは言えません。
作るなら今のうちでしょうか。